松村院長ってワンピースのキャラにいそうな顔してますよね(佐藤の五臓六腑の館)

こんにちは、佐藤です。

 
先週の日曜日は中野サンプラザで鍼灸の研修会でした。
 
学生の会員の方少なく、「珍しいなぁ〜」と思っていたんですが、それもそのはず。
 
 
2月28日(日)に、はり師、きゅう師の国家試験があるからなんですね!!!
 
※ちなみにいうと、鍼灸師の正式名称は「はり師」と「きゅう師」です。
それぞれ別の免許なんですよ〜。
国家試験でも、はりときゅうの問題はそれぞれ分かれているので
「はりは落ちて、きゅうだけ合格した」とか、その逆パターンの方もたまにいます。
 
 
私も7年前の今頃は「早く国試受けて解放されたい、、」と同級生と話していた思い出があります。
臨床に出てからが本番なんで解放なんかされないんすけどね(笑)
 
 
国家試験受けられる方々は頑張ってくださいね〜!!
 
 
 
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前回は
 

【東洋医学的頭痛の分類】

 
について触れました。
 
 
「どこの経絡の通りが悪いかで、痛む場所が違う」
 
というところまでお伝えしましたが、今回は
頭痛とその経絡とのつながりについてお話ししていきます〜!!
 
 
 
 
 

【前回のおさらいとして】

 
前回からの抜粋で、東洋医学的頭痛分類をもう一度。
 
 

 

①後ろ(後頭部)

 

 

 

 

②横(こめかみや耳の上辺り)

 

③前(おでこや眉間の辺り)

 

④頭頂部(頭のてっぺん)

 

⑤頭全体(「ヘルメット被ったみたいな感じ」と例えられます)

 

⑥頭全体パート2(「下から槍で突き上げられるような感じ」と例えられます)

 

 

 

 

 
 
 
以上6つが東洋医学的に分けられる頭痛の場所分類でしたね!!
 
 
ではさっそく①から順番に見ていきましょう!
 
 
 

【①後ろ(後頭部)】

 
後頭部が痛むのは
 
「太陽頭痛」
 
と言います。
 
これ、太陽経という経絡上の痛みなので、
「太陽」頭痛と言います。
 
 
太陽経には
 
手の太陽小腸経
足の太陽膀胱経
 
という2つの経絡があります。
 
 
 
 太陽
 
 
  
 
この太陽頭痛はこの2つの経絡の通りが悪いと起こります。
 
ちなみに首周りの筋肉の緊張や、風邪の初期症状でもよく起こります。
 
 
 

【②横(こめかみや耳の上辺り)】

 
側頭部が痛むのは
 
「少陽頭痛」
 
と言います。
 
これ、少陽経という経絡上の痛みなので、
「少陽」頭痛と言います。
 
いわゆる偏頭痛と場所はかぶりますね!
 
少陽経には
 
手の少陽三焦経
 
足の少陽胆経
 
の2つの経絡があります。
 
 
少陽
 
 
 
少陽 (2)
 
 
これらの経絡の通りが悪いと、少陽頭痛になります。
 
 
ちなみに感情表現が下手な人、イライラしやすい人なんかはなりやすいです。
 
 
 

【③前(おでこや眉周り)】

 
おでこや眉周りが痛むのは
 
「陽明頭痛」
 
と言います。
 
 
この陽明頭痛は
 
手の陽明大腸経
 
 
足の陽明胃経
 
という経絡の通りが悪いと起こります。
 
 
 陽明
 
 
 
ちなみに食べ過ぎやお酒の飲み過ぎすぎでなりやすいです。
私もお酒飲み過ぎると大体これになります(とても辛い)。
 
 
 
 
 
 

【④頭頂部(頭のてっぺん)】

 
頭のてっぺんが痛むのは
 
「厥陰頭痛」
 
と言います。
 
この厥陰頭痛は、
 
手の厥陰心包経
 
 
足の厥陰肝経
 
という経絡の通りが悪いと起こります。
 
 厥陰 
 
 
 
 
 
ちなみに、強いストレスや更年期障害で起こりやすいです。
目の奥が痛くなるのもこれに分類されます。
 
 
 
 
 

【⑤頭全体(「ヘルメット被ったみたいな感じ」と例えられます)

 
ヘルメット系の痛みは
 
「太陰頭痛」
 
と言います。
 
この太陰頭痛は
 
手の太陰肺経
 
 
足の太陰脾経
 
の流れが悪いと起こります。
 
 
 
太陰
 
 
 
 
 
 
ちなみに、雨の日や湿気高い日に起こりやすいです。
 
 
 
 
 

【⑥頭全体パート2(「下から槍で突き上げられるような感じ」と例えられます)】

 
槍で突き上げられるって表現が怖いですが、このタイプは
 
「少陰頭痛」
 
と言います。
 
 
この少陰頭痛は
 
手の少陰心経
 
 
足の少陰腎経
 
の通りが悪いと起こりやすいです。
 
 
 
少陰
 
 
 
 
強い冷えのぼせ、動悸、更年期障害なんかがある人は起こりやすいです。
 
 
 
 ~~~~~~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜~
 
※経絡の絵で点線になっている所は、体内を通っている部分を表しています。
そして、ざっくり大雑把に書いているので細かい部分は大目に見てください(笑)
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
以上が東洋医学的頭痛分類と、それぞれ対応する経絡の繋がりです!
 
 
頭痛の原因になる「経絡のつまり」は、頭痛以外にも体の痛みや怠さ全般に影響します。
 
 
というか経絡の通りが悪いところが一か所でも出ると、
その経絡の流れ全体に影響するんです。
 
 
例えば、「首の経絡の通りが悪く腰が張る」という現象を川の流れ」に例えると、
 
落石して川の流れが滞る(首の経絡の流れが悪くなる)と、
上流は水があふれて流れが詰まり(腰がパンパンに張ってくる)、
下流は水が流れてこないので干上がる(足が怠くなったり痺れたりする)
 
という感じです。
 
 
この場合、症状が出ている部分(腰)よりも、
経絡の流れが悪くなり始めている所(首)を
治療のメインにした方が良いんですよね。
 
 
鍼灸治療で、症状がある所とかけ離れた場所に鍼やお灸をする事が多々ありますが、
その理由の一つとしてこういう理論があるんですよ〜!
 
 
今回のテーマは東洋医学的頭痛分類だったんですが、
なんだかんだで十二経絡の紹介になりましたね。
 
 
まあ本当のところ、
 
「症状が限局していても全体を診て治療してますよ〜」
 
という事が言いたかったんですが伝わりましたかね?
 
 
(伝わってるといいな〜)
 
 
と、いう事で長々とお読み頂きありがとうございました〜(^o^)/
 
 
 
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冒頭の続きで中野といえば、有名なあの
 

中野ブロードウェイ

 
ですよね!!
 
 
実は私、中野には何度も来ているんですが
中野ブロードウェイがどこにあるのか全く分からず行った事がなかったんです。
 
 
勉強会の帰りに、少し寄れる時間があったので行ってみました!!
 
 
噂には聞いていたんですが、
噂通りの所でした(笑)
 
 
中野にしろ、赤羽にしろ、東京って街にカラーがあって面白いですね〜!! 
 
 
 
 
 
今回は以上です。
 
 
赤羽  鍼灸  はち整骨院の佐藤でした〜!!
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